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建設コンサル事業
LCアリーナ 「LCアリーナ」のQ&A
アリーナのニーズ
プロスポーツのマーケットは2020年に2倍、2025年には3倍になるといわれています※1。また音楽等のエンターテイメントのマーケットも、国内外の需要がますます高まり、数千人規模の収容人数のアリーナが求められています。しかしながら、マーケット需要に対応できる適正規模・適正立地のアリーナは限られ、需要の高まりに対応できない現状です。
こうした需要に対し、各自治体によるアリーナ建設も計画されていますが、高額な建設費や、建設後の運用負担等から、プロジェクトになかなか着手できないケースが多いようです。
※1 スポーツ産業ビジョンの策定に向けて 平成28年6月 スポーツ庁/経済産業省
ローコスト/短工期のLCアリーナ
当社の「LCアリーナ」は、あらかじめ事業計画から事業採算性を確保するための「ローコスト」「短工期」を主眼にしたアリーナです。当社の構造設計のノウハウを活かし「躯体や基礎の最適化」「建物の軽量化・コンパクト化」など、「事業内容に合わせコスト・工期の最適化を行うアリーナ」です。例えば、3,000人規模のスポーツ向けアリーナは、通常1年程度の工期を要しますが、当社のLCアリーナは約6~7か月程度で計画し、実際に竣工した実績があります。
アリーナイベントへの対応について
アリーナの対応スポーツイベントについては、興行予定の競技のレギュレーションを満たすようコートサイズ・天井高さを最適化します。また、控室やドーピング室、演出用ビジョンなども必要に応じて計画します。エンターテインメント興行も、ステージ・照明・音響の配置を興行内容に応じて、設計段階で最適化します。最適化にあたり、当部門のプロスポーツ・音楽エンターテイメント運用・マネジメントの専門家がコンサルティングを行い、アリーナ運用の収益性を優先した計画を行います。
コンサルティング/設計/施工/運営の一貫体制
当社は、「LCアリーナ」のコンサルティング~設計~施工~運用まで一貫した提案をいたします。企画段階からアリーナの立地条件・興行内容を分析、適正規模や目標コストを計画し着手します。アリーナ事業に設計・施工・運営の一貫体制をもつことで、様々なフェーズで「短工期」「ローコスト」を実現できるよう取り組んでゆきます。すでに「LCアリーナ」のノウハウを用いたプロジェクトは4物件竣工しております。詳細は、下記までお問合せください。
「LCアリーナ」のQ&A
Gアリーナ
3,000~5,000人規模の収容人員を想定した「LCアリーナ」に加え、「10,000人規模のGアリーナ」を当社で開発しています。大規模コンサートは10,000人規模で開催されていること、海外プロスポーツも10,000人規模のアリーナで開催されていることを考えると、近い将来10,000人アリーナの需要に対応してゆく必要があると考えます。しかしながら、10,000人規模のイベントは準備等にも時間を要し、年間に開催される回数はそう多くはありません。そこで当社は、アリーナの事業性を考慮し、「10,000人規模一体使用」と「5,000人規模で分割使用」の両方に対応できる「Gアリーナ」を開発しています。LCアリーナのノウハウを用い、さらなるアリーナの可能性を追求しています。現在、当社の「Gアリーナ」は商標登録済み・特許取得済みです。
LCWRC(ローコスト壁式RC)
RC壁式構造の特徴である、「耐震性」「ローコスト」「建物の高さが低く抑えられる」「空間の有効活用」を活かし、これまで5階建までとされていたRC壁式構造を、8階建の建物に適用するものです。RC壁式構造は、比較的ローコストな公団等の集合住宅で多く用いられてきた構造形式です。しかし、6~8階建の壁式構造を設計する際は、従来のRC壁式構造の仕様規定に加え「限界耐力計算」という構造解析手法が必要となります。この、「限界耐力計算」は解析手法の難易度が高い為、大規模物件で採用されることはありましたが、今回のターゲットとなる6~8階程度の小中規模物件ではなかなか採用されてきませんでした。そこで当社は、「限界耐力計算の解析プログラムを新たに開発」し、小中規模物件でも活用しやすくしました。これまで用いられなかった小中規模案件をターゲットとし、ローコスト化を図る「LCWRC」を提案します。さらに、当社は「LCWRC」の設計~施工体制を包括するコンソーシアムを設立、LCWRCを「短工期」「ローコスト」で実現するための一貫体制を構築しました。すでに当社が設計した「LCWRC」は、3物件竣工しております。詳細は下記までお問合せください。
RC壁式構造のメリットをご存知ですか?
耐震性
壁式構造は、面で地震力に耐える構造の為柱と梁の線で構成するラーメン構造と比較し、耐震性に優れています。阪神・淡路大震災の際も、壁式RC構造の建物にほとんど被害がないという実績があります。
ローコスト
プラン上の壁と構造の壁を合理的に配置でき、材料・手間のコストダウンが図れる経済的な構法として普及しています。
空間の有効活用
空間に柱が出ない為、部屋の隅々まで活用でき、同じ床面積の住戸でも、有効面積が広くなります。
柱・梁の見えてこない室内は、シンプルですっきりとしたインテリアとなります。
建物の高さが抑えられる
壁と梁が一体化し、ラーメン構造のように梁が室内に出てきません。そのため、天井高を確保した上で、階高を抑えることが可能です。
建物の高さを抑え、斜線制限や日影規制に対し有利なプランが可能です。
JSCは5階までとされていたRC壁式構造を8階建で実現します!
2000年建築基準法改正で、5階を超え8階以下の壁式RC造は、限界耐力計算(※1)により設計可能になりました。その後、2010年に設計指針が公開され、近年審査までの流れが整備されつつあります。しかし、限界耐力計算は、設計の難易度が高く、設計期間も要する為、従来の小中規模の建築における構造設計方法において採用されにくい手法でした。
当社は、限界耐力計算を小中規模の壁式RC構造に適用し、ローコストをキーワードにLCWRC8Fを実現します!
※1限界耐力計算は中小地震に対する「損傷限界」と大地震に対する「安全限界」を検討し、より詳細なシミュレーションを行います。そのため、経済的な構造部材を設計できるメリットがあります。
ワンダードーム
「三角形の集合体」による三角パネルのドーム型建築です。「短工期で施工」するため、木造・鉄骨造によるパネル材をモジュール化し「約3週間の短工期」「低コスト化」「リユース」を可能にしています。当社のワンダードームは、シンボリックなドーム型建物を活かし店舗や別荘、キャンプの管理棟、保育園など様々な用途に活用されています。実用新案も取得しております。詳細は下記までお問合せください。
耐震診断/補強設計
1995年に「建築物の耐震改修の促進に関する法律」が施行され、「新耐震基準を満たさない旧耐震の建物」に対し、「耐震診断」や「耐震改修」が進められてきました。当社の構造設計部門では、のべ数百棟の耐震診断・補強設計・補強工事に携わり、様々なノウハウを蓄積してまいりました。助成金制度もあり「助成対象となる建物の耐震診断・耐震化」は急ピッチで進められました。しかし、近年起こるとされる首都圏直下巨大地震や、全国の大地震災害を考えると、まだまだ安心できない状況です。災害時の建物の安全性の確保は、建物所有者の責務であり対応は急務といえます。詳細は下記までお問合せください。
耐震診断/補強設計 実績一覧